超小さい!スティックPC MS-NH1でいろいろ試してみました。

マウスコンピュータのスティックPC MS-NH1を購入したので、
いろいろ試してみました。
スペックの概要は
CPU:Atom 1.33GHz
メモリー:2GB
ストレージ:32GB
OS:Windows 8.1 with Bing 32bit
大きさ:100×38×9.8(端子部含まず)
重さ: 44g
注意:熱くなるとCPUのクロックが300MHzに落ちる。
USBポートが1個しかない。
で、スペックは高くないのですが
USBメモリを少し大きくしたくらいの大きさで
画期的に小さくていろんな使い方ができそうです。
やってみたのは以下4点
(1)高速化する。
(2)冷却ファンとUSBハブを付ける。(取り外し可能)
(3)キーボードのテンキーをマウスとして使う。
(4)汎用モバイルバッテリーで動作させる。
(5)Brynhildrでディスプレイ、キーボード、マウスを使わずに運用する。
(1)高速化する。
スペックが高くないので
2つの簡単な方法でできるだけ効果的に高速化してみます。
1つ目は
パフォーマンスの設定で
『スクリーン フォントの縁を滑らかにする』以外のチェックをはずして
画面にかかる負荷を軽くします。

2つ目は
パソコンを高速化するときにフォントを削除するという話を
聞いた事があるかもしれませんが、そうではなくて
使わないフォントを移動させて
必要なときだけNexusFont(フリーソフト)で呼び出します。
NexusFont(公式ページ[英語]:http://www.xiles.net/)
はNoh JungHoon氏が作成されたフォントを管理するソフトで
日本語にも対応していてネットで使い方がたくさんでてきます。
もともと152個あったフォントを95個にして
残りの57個は必要に応じて呼び出すようにしました。
この2点の変更だけで、動作がサクサクになります。
でも、暑い時期だと
スティックPCが熱くなって60度を超えた辺りで
CPUのクロックが1300MHz→300MHzに落ちる可能性があるので
熱対策は考えておいた方がよさそうです。
そこで冷却ファンとついでにUSBハブを付けます。
(2)冷却ファンとUSBハブを付ける。(取り外し可能)
冷却ファンを取り付けるにあたって
加工はしないで元の状態に戻せるようにしました。
そのため、ヒートシンクは使わずファンのみを
取り外し可能な方法で1個取り付けました。
この方法であれば取り付けようと思えば
片面に2個、両面に4個のファンを取り付けることも可能です。
今回は片面にファンを1個、もう片面にUSBハブ(3ポート)を1個
取り付けます。
用意したものは
これらを100円ショップで購入した
手芸用のゴムテグス(透明のゴムの糸)とシリコンラップで固定します。


取り付け方法は
1.

2.

3.

4.

5.3でできたゴムテグスの輪にスティックPCとUSBハブを通します。
6.USBケーブルを本体につないで完成です。(クリックで拡大します)

ケーブルが長いので、いつか短くカットする予定です。
だいぶん様子が変わりました。
USBハブのおかげでUSBポートが3つにできて一安心ですが、
いざという時もう1つUSBポートが増えるように
キーボードのテンキーをマウスとして使えるようにするソフトを
公開しました。これでUSBマウスがはずせます。
(3)キーボードのテンキーをマウスとして使う。
Ten Key Mouse F(フリーソフト)
・テンキーをマウスの代わりにすることができます。
・レジストリは使用していません。
[ダウンロード(ベクター)]
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se514142.html
あと、試してみたかったのが
以下です。
(4)汎用モバイルバッテリーで動作させる。
通常はコンセントから電源を取らないといけないのですが
メーカー非公式で汎用のモバイルバッテリーでも
動作します。
今回は2A以上の出力ができて
13000mAhと大容量の
Anker PowerCore 13000を使用しました。

結果、冷却ファンとUSBハブを付けたまま
無線LANとBluetoothを無効にして
18時間44分41秒間も動作することがわかりました。
使い方にもよりますが、これであれば
モバイルバッテリーで1日安心して使うこともできそうです。
モバイルバッテリーで動作することがわかれば
あとはどのようにこのパソコンを使うのかが
課題になってきます。
いろいろな使い方ができそうですが、
少し変わった使い方として
外出時にノートパソコンで作業するとします。
スティックPCにUSBのLANアダプタを接続して
ノートパソコンとスティックPCをクロスケーブルで接続し、
Brynhildr(フリーソフト)でディスプレイ、キーボード、マウスを使わず
ノートパソコンから操作できるようにして
複数のパソコンを持ち運んで使えるようにしてみます。
(5)Brynhildrでディスプレイ、キーボード、マウスを使わずに運用する。
Brynhildrについては
BrynhildrはIchiGeki氏が作成された
別のパソコンの遠隔操作を可能にする
Windows用リモートデスクトップです。
Brynhildrの著作権はIchiGeki氏に帰属します。
準備としてUSBのLANアダプターを接続しておきます。
手順は簡単にだけ書いておきますね。
1.Brynhildrを
IchiGeki氏のホームページ
URL:http://blog.x-row.net/
からダウンロード後、解凍して、
操作する側(クライアント、ノートPC)と操作される側(サーバ、スティックPC)に
それぞれコピーします。
この時点ではスティックPCにディスプレイ、キーボード、マウスを接続して
おく必要があります。
2.2台のワークグループ名が同じであることを確認して
ネットワークの設定からIPアドレスを固定して
クロスケーブルでつなぎます。


3.操作される側のBrynhildrを起動してから
操作する側を起動し、動作確認し、
一旦、両方とも終了します。
4.操作される側のbrynhildr.iniをメモ帳で開き
[ServerMode]のboot(自動起動の設定)を1(有効)に変更し、
brynhildr.exeのショートカットをスタートアップに登録します。
こうすることでスティックPCの電源を入れるだけで
Brynhildrも起動するようになります。
5.スティックPCの電源を切って、
ディスプレイ、キーボード、マウスをぬいて
HDMI端子にDisplay Emulatorを接続します。
残念ながらこのDisplay Emulatorを付けないと別のPCから操作ができません。
今後、改善してほしいなあ。
6.スティックPCの電源を入れて
起動したなと思ったら、
ノートPCのBrynhildrを起動して接続してみると
うまく画面が表示され、操作できるようになりました。

クリックで画面が拡大します。
後、Brynhildrで接続されたパソコンを
ホットキーで表示したり隠したりする
ソフトを公開しました。
[ダウンロード]
Hide Brynhildr F(フリーソフト):Yahoo!ボックスでダウンロード
スペックが高くないので
2つの簡単な方法でできるだけ効果的に高速化してみます。
1つ目は
パフォーマンスの設定で
『スクリーン フォントの縁を滑らかにする』以外のチェックをはずして
画面にかかる負荷を軽くします。

2つ目は
パソコンを高速化するときにフォントを削除するという話を
聞いた事があるかもしれませんが、そうではなくて
使わないフォントを移動させて
必要なときだけNexusFont(フリーソフト)で呼び出します。
NexusFont(公式ページ[英語]:http://www.xiles.net/)
はNoh JungHoon氏が作成されたフォントを管理するソフトで
日本語にも対応していてネットで使い方がたくさんでてきます。
もともと152個あったフォントを95個にして
残りの57個は必要に応じて呼び出すようにしました。
この2点の変更だけで、動作がサクサクになります。
でも、暑い時期だと
スティックPCが熱くなって60度を超えた辺りで
CPUのクロックが1300MHz→300MHzに落ちる可能性があるので
熱対策は考えておいた方がよさそうです。
そこで冷却ファンとついでにUSBハブを付けます。
(2)冷却ファンとUSBハブを付ける。(取り外し可能)
冷却ファンを取り付けるにあたって
加工はしないで元の状態に戻せるようにしました。
そのため、ヒートシンクは使わずファンのみを
取り外し可能な方法で1個取り付けました。
この方法であれば取り付けようと思えば
片面に2個、両面に4個のファンを取り付けることも可能です。
今回は片面にファンを1個、もう片面にUSBハブ(3ポート)を1個
取り付けます。
用意したものは
これらを100円ショップで購入した
手芸用のゴムテグス(透明のゴムの糸)とシリコンラップで固定します。


取り付け方法は
1.

2.

3.

4.

5.3でできたゴムテグスの輪にスティックPCとUSBハブを通します。
6.USBケーブルを本体につないで完成です。(クリックで拡大します)

ケーブルが長いので、いつか短くカットする予定です。
だいぶん様子が変わりました。
USBハブのおかげでUSBポートが3つにできて一安心ですが、
いざという時もう1つUSBポートが増えるように
キーボードのテンキーをマウスとして使えるようにするソフトを
公開しました。これでUSBマウスがはずせます。
(3)キーボードのテンキーをマウスとして使う。
Ten Key Mouse F(フリーソフト)
・テンキーをマウスの代わりにすることができます。
・レジストリは使用していません。
[ダウンロード(ベクター)]
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se514142.html
あと、試してみたかったのが
以下です。
(4)汎用モバイルバッテリーで動作させる。
通常はコンセントから電源を取らないといけないのですが
メーカー非公式で汎用のモバイルバッテリーでも
動作します。
今回は2A以上の出力ができて
13000mAhと大容量の
Anker PowerCore 13000を使用しました。

結果、冷却ファンとUSBハブを付けたまま
無線LANとBluetoothを無効にして
18時間44分41秒間も動作することがわかりました。
使い方にもよりますが、これであれば
モバイルバッテリーで1日安心して使うこともできそうです。
モバイルバッテリーで動作することがわかれば
あとはどのようにこのパソコンを使うのかが
課題になってきます。
いろいろな使い方ができそうですが、
少し変わった使い方として
外出時にノートパソコンで作業するとします。
スティックPCにUSBのLANアダプタを接続して
ノートパソコンとスティックPCをクロスケーブルで接続し、
Brynhildr(フリーソフト)でディスプレイ、キーボード、マウスを使わず
ノートパソコンから操作できるようにして
複数のパソコンを持ち運んで使えるようにしてみます。
(5)Brynhildrでディスプレイ、キーボード、マウスを使わずに運用する。
Brynhildrについては
BrynhildrはIchiGeki氏が作成された
別のパソコンの遠隔操作を可能にする
Windows用リモートデスクトップです。
Brynhildrの著作権はIchiGeki氏に帰属します。
準備としてUSBのLANアダプターを接続しておきます。
手順は簡単にだけ書いておきますね。
1.Brynhildrを
IchiGeki氏のホームページ
URL:http://blog.x-row.net/
からダウンロード後、解凍して、
操作する側(クライアント、ノートPC)と操作される側(サーバ、スティックPC)に
それぞれコピーします。
この時点ではスティックPCにディスプレイ、キーボード、マウスを接続して
おく必要があります。
2.2台のワークグループ名が同じであることを確認して
ネットワークの設定からIPアドレスを固定して
クロスケーブルでつなぎます。


3.操作される側のBrynhildrを起動してから
操作する側を起動し、動作確認し、
一旦、両方とも終了します。
4.操作される側のbrynhildr.iniをメモ帳で開き
[ServerMode]のboot(自動起動の設定)を1(有効)に変更し、
brynhildr.exeのショートカットをスタートアップに登録します。
こうすることでスティックPCの電源を入れるだけで
Brynhildrも起動するようになります。
5.スティックPCの電源を切って、
ディスプレイ、キーボード、マウスをぬいて
HDMI端子にDisplay Emulatorを接続します。
残念ながらこのDisplay Emulatorを付けないと別のPCから操作ができません。
今後、改善してほしいなあ。
6.スティックPCの電源を入れて
起動したなと思ったら、
ノートPCのBrynhildrを起動して接続してみると
うまく画面が表示され、操作できるようになりました。

クリックで画面が拡大します。
後、Brynhildrで接続されたパソコンを
ホットキーで表示したり隠したりする
ソフトを公開しました。
[ダウンロード]
Hide Brynhildr F(フリーソフト):Yahoo!ボックスでダウンロード
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